(山楝蛇)

目名:有鱗目ナミヘビ科
学名:Rhabdophis tigrinus

観察時期:春、夏、秋
分布  :九州~本州
生息場所:山林・雑木林、水田周辺、農耕地・草地

九州~北海道の平地や、山地の標高の低い場所に生息し、特に水辺や水田地帯、湿地周辺などに多いは虫類。
体長は70~150㎝ほどになり、体色は褐色で、体側側に黒色と赤色の斑紋がある。関東地方では赤色と黒色の斑紋が明瞭なのに対して、関西地方では不明瞭になる。近畿地方西部から中国地方では青色型もみられる。頸部背面には黄色の帯があり、幼体でより鮮やかで、成長するにつれてくすんでくる。首に毒腺があり、危険が迫るとコブラのように頭を持ち上げ、首筋を平たくし、毒腺を目立たせることで威嚇する。奥歯にも毒腺がある。単独で行動し、昼行性。食べ物はカエルや小形魚類など。

 

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