(金蘭)

科名:ラン科キンラン属
学名:Cephalanther falcata

花期  :春、夏
分布  :九州~本州
生息場所:山林・雑木林

九州~本州の山や丘陵地の林の中に生える多年草。花期は4~6月頃。
草丈は30~70cmほどで、茎の先端に直径1cmほどの鮮やかな黄色い花をつける。花は全開せず、半開き状態のまま。葉は、狭楕円形で長さ10cm程度、縦方向にしわが多い。
キンランは、ギンランと同様に樹木の根に外根菌を形成する樹木共生菌に依存して生育している。このため、キンランの生育には、樹木に共生している外菌根菌との共生関係をさせうる特定の樹種(コナラなど)の樹木が必要不可欠となる。最近では荒れている雑木林が多く、キンランが生育できる環境は急速に狭まっている。

 

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