セイヨウタンポポ

（西洋蒲公英）

科名：キク科タンポポ属
学名：Taraxacum officinale

花期　　：春、夏、秋
分布　　：全国
生息場所：水田周辺、農耕地・草地、市街地

全国の路傍，空地，畑地，牧草地，芝地などに生える多年草。花期は3～10月頃。
ヨーロッパ原産の帰化植物。生育期間が短く、繁殖力も旺盛で、在来種が生息できない環境の変化が著しい都市部などにも広がっている。
草丈は10～25cm ほどで、太い直根があり、葉はすべて根元からロゼット状に出て，鋸歯状や羽状に深裂する。花茎は頂部に径3.5～4.5cmの鮮黄色の頭花を一個つける。春から秋にかけて黄色い舌状花を長い期間にわたって咲かせる。果実（痩果）は長さ2.5～4mm，灰褐色～茶褐色．長いくちばしの先に白色毛状の冠毛がつく。
萼のように見える部分（総苞片）が開花時に反り返ることで、花に沿って固く閉じる在来種とは区別できる。
最近になって日本では、セイヨウタンポポを含む外来タンポポと在来タンポポの雑種が発見され、新たな問題として注目されている。



 

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