(関西蒲公英)

科名:キク科タンポポ属
学名:Taraxacum japonicum

花期  :春
分布  :沖縄~本州(長野県以西)
生息場所:農耕地・草地

沖縄~本州の長野県以西の草地などに生える多年草。花期は4~5月頃。
日本には約20種類以上のタンポポが自生しているが、西日本で春のみに黄色い花をつけるのはこのタンポポ。
草丈は10~30cm。中空の花茎をだし、直径2~3cmの黄色い頭花をつける。根際から生える葉は、倒披針形で羽状に裂け、ロゼット状に広がる。
外来種のセイヨウタンポポに比べて頭花が小さく、頭花を包む総包が反りかえらないのが特徴。セイヨウタンポポが単為生殖によって受粉することなく種子をつくるのに対して、在来のタンポポ類は昆虫の助けをかりて種子をつくることから、競争力の差は歴然としている。

 

※写真はクリックすると拡大します。