(紫雲英 別名:レンゲソウ、レンゲ)

科名:マメ科ゲンゲ属
学名:Astragalus sinicus

花期  :春
分布  :全国
生息場所:水田周辺、農耕地・草地

全国の水田周辺や草地のやや湿ったところに生える越年草。花期は4~5月頃。
草丈は10~25cmほどで、花茎は葉腋から出て真っ直ぐに立ち、先に10個ほどの蝶型の小花を輪状につける。それを蓮の花に見立てたことから「蓮華」とも呼ぶ。
東アジアから中国が原産で、日本へは室町時代に渡来し、明治以後になって急速に広まった。
紫雲英の名称は、紅紫の花が一面に咲く様子を雲に例えたもの。
ゲンゲの花の蜜は、良い蜜源として知られており、蜂蜜の源となる蜜源植物として利用されている。以前は、どこの田んぼでも種を播いて緑肥として利用していたが、化学肥料の普及により、今ではほとんど見られなくなった。

 

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