(矢筈豌豆  別名:カラスノエンドウ <烏野豌豆>)

科名:マメ科 ソラマメ属
学名:Vicia sativa L.subsp.nigra var.segetalis

花期  :春、夏
分布  :沖縄~本州
生息場所:水田周辺、農耕地・草地、市街地

沖縄~本州の路傍や堤防、荒地などの日当たりの良い場所に生える一年草。花期は4~6月頃。
カラスノエンドウとも呼ばれるが、学術的にはヤハズエンドウが正式名称。ヤハズエンドウの和名は、小葉の先端がくぼんでおり、弓矢の弦を受ける部分(矢筈)に似ていることから付けられている。
茎は四角形、根元から分岐して巻きひげを伸ばして絡み付きながら成長し、50~100㎝ほどになる。秋に芽生えて越冬し、4~6月頃、葉腋に1~3個、紅紫色の1.5㎝ほどの蝶形の花をつける。花後、長さ4~5㎝ほどの平らな豆果になり、中には5~10個の種子が入っており、熟すと黒色になる。果実は熟すとパチンとはじけ、中の種子をはじき飛ばす。

 

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