(水大葉子)

科名:トチカガミ科ミズオオバコ属
学名:Ottelia alismoides

花期  :夏、秋
分布  :全国
生息場所:河川・湖沼・湿地

全国の湖沼やため池、水路、水田などに生える沈水植物。1年草。花期は8~10月頃。
水深によってサイズと葉形は大きく変化する。葉身は披針形~広卵形~円心形、質薄く長さ3~35cm、幅1~18cm、葉縁に鋸歯があり、ときに葉柄にも突起がある。花期には水面に長さ5~50cmの花茎を伸ばし、3枚の花弁をもつ紅色がかった白い花をつける。花は一日花。基本的に花茎1本から一つの花しかつけないが、1本の花茎から複数の花を開花させることもある。果実は長さ2~5㎝でひだがある。長楕円形で長さ約2mmの多数の種子が詰まる。花が咲き終わると花茎は水中に没するが、種子が熟すると子房が水面に浮かび上がり、溶けて種子を水中に散布する。
水中に広がる葉がオオバコに似ていることからこの名前がついたという。

 

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