(口紅茸)

科名:クチベニタケ科クチベニタケ属
学名:Calostoma japonicum

花期  :夏、秋
分布  :503
生息場所:山林・雑木林

コナラやシイなどの広葉樹の茂った森林内の草地に接する場所や土の崖などに発生する。発生期は夏~秋。
高さ2~3㎝。キノコのカサがあるべき部分に球形の頭部があるキノコで、頭部と軟骨質の柄からなる。頭部の直径は1.2~1.5㎝程度、頂端に星形に裂けた小さい口(胞子撒布孔)を開く。頂にある赤橙色の星形の胞子撒布孔がまるで口紅を塗っている唇のようにも見える事が名前の由来となっている。

発生:夏~秋、山地の切通しや斜面に群生。
子実体:類球形の頭部とゼラチン質の根状の偽柄部からなり、小型。頭部は淡い飴色でその頂部は赤色。土に埋もれている時は、頂部の口は開いておらず、かさぶた状の鱗片が覆っている。この鱗片が剥落して、星形の赤く隆起した“口紅”を見せる。内部は白色の胞子塊。

日本では普通種。世界的には珍種。

 

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